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世界を平和にする方法 [雑感]

 国際結婚という言葉があります。日本以外の国にもこの言葉があるのか知りませんが、単一人種で単一民族の日本では、外国人と結婚することはかなり珍しいことです。家族、親族の反対や伝統、文化、習慣の違いを乗り越えてゴールイン出来たとしたら、それはすごいことだと思います。宗教も異なるとなれば、なおさらです。二人の愛の強さが、すべての困難に打ち克ったのでしょう。
 さて、この二人が暮らし始めるといろんなことが起きるでしょう。二人の両親、親戚、友人、近隣の人に異文化が流れ込みます。二人に子供ができ成長していくと、どんどんその範囲が広がります。偏見、誤解は気にせずに違いを認めるところから始めていけば、みんなに驚きや新しい発見があることでしょう。

 私が思う世界を平和にする方法とは、世界中で国際結婚をすること、なのです。

 おやっ、二人の少年が自慢し合っています。

「ボクがサッカーが上手いのは、父さんがブラジル人だからだよ」
「僕が喧嘩強いのは、オカアチャンがノルマン人でヴァイキングの血が流れているからやねん」
「沢山の花の名前を知っているのは、ボクの母さんが日本人でイケバナをしてるからなんだ」
「女の子に僕が上手いこと声を掛けれるのは、オトウチャンがイタリアンやからやでえ」
「ボクの視力が良い理由は、きっと祖母がマサイ族だからだと思うんだ」
「うっとこのご飯が美味しいのはな、ジイチャンがフランス人やからやわ」
「若い頃の祖父は、ニューヨークで株の売買をしてたんだって」
「ボクなあ、バアチャンにほんまもんのアルゼンチンタンゴ習うてんねん」

 この二人の少年の肌や髪の毛や目の色が何色かはわかりませんが、何でも受け入れてくれそうで頼もしいです。


 私が趣味で書いた小説を自費出版しました。良かったら読んでみてください。(図書館で購入依頼をすれば買わなくても読めますよ)



わたしたち、天使じゃないの

わたしたち、天使じゃないの

  • 作者: 神村 住人
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2014/03/01
  • メディア: 文庫



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