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信仰と宗教について その3 [信仰と宗教について]

 今回は日本の宗教についてです。今回もウィキペディアを参考にさせていただきます。

 日本人の多くが正月に神社に初詣に行きます。お彼岸やお盆の頃にはお墓参りや先祖供養の儀式を行い、十二月になるとクリスマスツリーを飾る家がたくさん有るようです。神棚と仏壇の両方共有るという家も珍しくないですね。

 文部科学省の調査では、神道系1億700万人、仏教系8900万人、キリスト教系300万人、その他が1000万人の信者が居るそうです。何かの宗教の信者では無い人も居るはずなのに合計すると2億900万人になり総人口の二倍弱になりますが、これは各団体が多めの数字を発表したことが原因です。

 現代の日本人の信仰の実態は、特定の宗教の信者という人は少なくて無神論者や親に教えられた宗教観をなんとなく自分も引き継いでいるだけという人が多いのではないでしょうか。さっきの数字が示すとおり神道系とも仏教系とも区別し難い人が大勢居るのでしょう。一つの宗教を熱心に信仰している外国人から見ると理解し難いかも知れません。

 でも、このような状態になった理由は歴史を見れば分かってきます。まず、日本には古来からの民俗信仰の基盤の上に年中行事や祭礼などが人々の中に根付いていました。そこに、仏教が伝わりその後、鎌倉時代には日本中に広まりました。そして、江戸時代に行われた寺請制度により檀家になることを義務付けられたのです。神仏習合というそうですが、神道系の考えと仏教系の教えの両方を合わせて一つの宗教観と捉えるのです。つまり、それぞれの機能や役割などを分担している訳です。両者が上手く混ざり合ったのですね。

 バレンタインデーに彼に渡すチョコレートを仏壇に供えてから渡し、彼からの良い返事を神様に祈って待つなんて普通ですよね。

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タグ:信仰と宗教
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