どうして神様は地震を起こすのか？その１

　東日本大震災に被災された方々、およびその家族の皆様には心からお見舞い申し上げます。

　地震が起きた３月１１日、私は仕事が終わり夕方に帰宅してから、テレビに映る津波や激震の映像を観たり、混乱しながらも次々に入ってくる被害の情報を聞いていました。それは、岡山県の茶の間に居る私でも、恐ろしいものでした。実際に被害にあった方のことを思うと胸が痛みました。

　１１時を過ぎて、次の日も仕事が有るので私は布団に入りましたが、眠れない時間の中で、いま、自分に出来ることは何かと考えました。私は、スピリチュアルに関心を持ってから数年になります。もちろん特定の宗教には、所属していません。そして、思いついたのは祈ることでした。神様に「倒壊した建物や瓦礫の下で救助を待っている人が一人でも多く救われますように」と祈り始めました。それしか思いつきませんでした。私がイメージしている神様とは、どんな宗教とも関係がありません。神様という言葉を使用していますが別の言い方にするとしたら、『宇宙の偉大なる力』とか『サムシング・グレート』とかになるでしょう。

　ところが、祈り始めてすぐに変な感覚に陥りました。

　それは、宇宙を作ったのが神様なのだから、地震を起こしたのも当然神様である。それなのに、地震で被害を受けて助けを待っている人を助けてくださいと、その地震を起こした張本人（張本神？）の神に祈るというのは矛盾してるのではないかという思いが湧いてきたのです。

　ますます眠れなくなります。混乱した頭で色々考えました。罪の無い人の命を奪うことに何の意味があるのか。家も車も思い出の品々や職場や学校までも無茶苦茶にするなんて……。暖かくて花々の咲き乱れる春を毎年演出してくれる神様が、どうして今年は、こんな惨いことをするのか。スピリチュアルの本には、前向きに生きていきましょう。そうすれば、好循環します、と書いてあります。この地震で被害にあった人は、前向きじゃ無かった人だけなのでしょうか。そんなはずはありません。

　その夜は、あまり眠ってないような気がします。

　それから三週間、地震の報道番組をテレビで観たり、瞑想をしたり、色々考えると落ち着いてきました。揺らぎかけていた気持ちも、今では立ち直ることが出来ました。そして、この地震をきっかけにして以前より、スピリチュアルをより深く理解出来たのかも知れないと思っています。

　今、辛い思いをしている方や困難の真っ只中にいる方が、スピリチュアルを知り、スピリチュアル的な考えをすることで少しでも気が楽になればいいなと思い、私なりの解釈を何回かに分けてこのブログに書いてみます。

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